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史料豊富な新アッシリア時代

史料豊富な新アッシリア時代ではあるが、この時代の経済に関する情報は王や高級官僚などに関係したものに偏っており、民間経済の実態は不明点が多い。帝国の主な収入源となったのは各州からの税収、属国からの貢納、そして遠征の際の略奪で得た戦利品であった。税は主に農産物と藁が徴収されたほか、一定期間の労役義務(軍務の場合もある)が課せられ、最も基本的な税源となった。都市間の流通に対しては帝国内の各都市で関税をかけたが、その規模はよくわかっていない。戦争による戦利品獲得は、特に奴隷の供給と言う面で重要であり、歴代のアッシリア王が行った大規模建築の数々は奴隷労働力の存在を抜きにしては語り得ないものである。

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相次ぐ強制移住は古代オリエント社会に甚大な影響を及ぼしたが、その例の一つがアラム人に関する影響である。アラム人はシリア地方を中心に幾つかの国家を作っていたが、アッシリアは彼らを征服した後、帝国各地に強制移住させた。自然移動と相まってアラム人はオリエント全域に居住することになり、アラム語が国際商業言語となる下地となった。

アッシリアの拡大と集積する富によって多くの文化が花開いた。新アッシリア時代に特徴的な彫刻として、宮殿などの入り口を守る人頭有翼牡牛像があり、各地で発見されている。また宮殿を飾った浮き彫り彫刻は、主にアッシリア王の狩猟シーンや戦争の場面が描かれており、当時の様子を知ることのできる一級の史料でもある。アッシュールバニパルのライオン狩り彫刻は、その写実性や野生動物の筋肉の表現の秀逸さなどから、アッシリア芸術の最高傑作の一つといわれる。

そして、アッシュールバニパル王が古代メソポタミア各地の文書史料を集めさせて作らせた図書館史料は、古代オリエント史を調べる上であまりにも貴重な史料を現代の学者に提供することになった。この図書館からは当時の学問や行政、更に私生活に関する文書が25000点以上発見されており、アッシリアの知識の集大成とも言うべき存在である。

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2009年04月25日 14:00に投稿されたエントリーのページです。

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