ゲーム脳以前の疑似科学では
ゲーム脳以前の疑似科学ではα波を「良いもの」と捉える伝統があったが、ゲーム脳では逆に「悪いもの」と捉えている。α波に注目するという発想自体は他の疑似科学理論から採り入れつつ、α波の評価だけ正反対にするのは疑似科学としてすら程度が低い。
「ゲーム経験の少ない者よりも、ある程度の熟練者のほうが、ゲーム中(「ゲーム脳の恐怖」内の実験で、積み木合わせゲームと称されている『テトリス』)の脳の働きが弱い」という実験結果が現れたのは、パズルゲームである性質上、ルールに慣れていることにより、単に「脳の働きが効率化」されているためであるという可能性が十分に考えられる。しかし、未だにそれを反証する研究結果は出ていない。
森は、雑誌『ゲーム批評』のインタビューにて、テレビゲーム化されていない実物の将棋においても「考えることが必要なくなる」とし、実物の将棋に慣れることとゲーム脳との関連について述べていることがあった。
森はコンピュータや携帯電話の操作でもゲーム脳と同様の原因になるとしているため、「ゲーム脳」という名前自体に疑問が残る。
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前述のコンピュータ操作や将棋、携帯電話だけでなく、他の研究者のさまざまな研究により、そろばん・朗読・カードゲーム・テレビの視聴・大学生による英語学習[29]・音楽を聴く・肩たたきをしてもらう・座禅や精神集中などですらゲーム脳の状態になるとされている。
また、ゲーム脳を支持する教育関係者の中には、脳を活性化させるために朗読を勧める者が多いが、朗読でもゲーム脳の状態になるという研究結果と対立し、矛盾している。「朗読の際に前頭前野の血流が下がる」と川島隆太が自著で指摘していることは注目に値する。